先日、当院に恩師をお招きして、箱庭療法の研究会を行いました。
先日、当院に恩師をお招きして、箱庭療法の研究会を行いました。
先日、当院に恩師をお招きして、箱庭療法の研究会を行いました。私が発表者で、今診させていただいている方の治療過程をプレゼンし、参加者の方からコメントをいただきました(ちなみに、アップしている写真の箱庭は患者さんのものではありません)。
話し合われた内容についても、ここでは書けないのですが、あえて例え話でいうと、「この患者さんの箱庭には、よくムーミンのミーが登場するけど、これはどういう意味があるのだろうか…」などと考えてるいくわけです。ミーのことをよく知らなければ、調べたりします。すると、ミーはお話の中で結構良い台詞を言ってるんですよね。
「戦うってことを覚えるまでは、あなたには自分の顔を持つことはできません 」とか…。なんか意味深ですよね。
そういうことを理解した上で、「この患者さんは、こういうことを言ってくれる人を必要としてるのかな? それとも、もう心の奥底にそういう存在がいて、有意義なアドバイスを箱庭を通してもらっているのかな」などと考えていくわけです。もちろんその解釈がいつも当たっているわけではありません。けれども、そういうふうに、患者さんの箱庭について、ああでもない、こうでもないと考えながら、作られるのを見守っていくと、なぜか、箱庭の中で意味のある表現がなされ、患者さんが変わっていきます。
箱庭療法で患者さんが良くなっていくメカニズムは、まだはっきりとは分かっていません。それに、そもそも、重い病気の方を治せるほど有効な治療法とも考えてはいません。
けれども、時に、すごくこの治療法にハマる人はいて、心の奥底で何か深い変化が起こるのは確かです。
この治療法に興味がある方は、お気軽に院長まで、お声がけください。