秋祭りの季節ですね。
秋祭りの季節ですね。
秋祭りの季節ですね。当院の所属する町内会でも、この週末、お祭りでした。
毎年アップさせていただきますが、ローカルで、アットホームな感じの良いお祭りです。
ところで、お祭りのあとって、なぜか寂しい気がすることがありますよね。
まれではありますが、祭りのあとの寂しさ、のような気分から、だんだんと、うつ状態になっていく方がいらっしやいます。
お祭りのために準備して盛り上がって行き、それが終わってしまうと、虚脱感と言うか喪失感と言うか、そういった気持ちに襲われ、なぜか燃え尽きたような気がして…。
今回は実は病気の始まりの話を書こうと思っています。私が十分ご説明していないせいもありますが、うつ病について、「何かのストレスに対する直接の反応として起こる」という誤解をされてる方がいらっしやいます。
何かのストレスの反応として、うつ状態が生じるとしたら、ある部分までは正常反応ですよね。正常反応と病気との境界がわかりづらいとも言えます。
実は、そういった、明らかな反応として、うつ状態となる場合は、今の精神医学では、「適応障害」と言って、「うつ病」とは違う病気と考えられています。
それよりも、「お祭りが終わって(他の実生活では、例えば、大変なプロジェクトをやり遂げたあと、とか)、うつになるって、なんとなく関連がないように感じますよね。
正常な反応とも言えないような気もします。
でも、それだからこそ、医者は、「正常な普通の反応でなく、脳の病気であるところの、うつ病が始まってしまったんだな」と判断するわけです。
なかなか、難しい話になってきましたが、この、「うつ病と適応障害の違い」というのはとても大切なテーマなので、またいずれ続きを書かせていただこうと思います。